[不良]

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 健太は、後ろの席のダチに 「なぁ 竜也よ もてるには、どうすれば良いんだ?」  竜也は学校の男のなかでも、見た目も良く 小学生なのに不良逹と付き合っていて回りからは 浮いてる存在だった。 竜也 「…誰、好きなんだ?」 一瞬、ドキッとした 健太 「いや、… あの、… 」  俺は、恥ずかしがりやで、昔から心のなかを見られるのが好きでは無かった。 竜也 「まず 服だろ。 後は、不良になれ」 唐突で、俺は… 不良って?なんだろ…  竜也は、優しく俺が誰を好きなのか聞かなかった。 そういう所が、みんなは知らないが俺は、好きだ。 竜也 「いいか? 女っていうものは、大人の男に憧れるわけよ」  健太は、竜也の話しに イスを乗り出して聞き入った。 竜也 「好きな奴、いるんだろ?誰かは聞かないけど、俺と健太の仲だ。あいつは、不良の男が好きだ」 俺は、窓に眼をやった。 竜也、知ってるな… 俺が恵利を好きな事  でも、…恵利は確かに、同学年では周りと違った雰囲気があるのは、感じ取っていた。 確かに、竜也の言う事も当てはまる感じがする。 竜也 「学校帰り、うち来るか?母ちゃん、今日も遅くなるんだ」 健太 「うん。行く」  2人は、ランドセルを背負いながら、小学校を後にした。
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