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因みに今はコンビニにエロ本を買いに、プッ、嘘だってば。
今日発売の少年誌を買いに行くんですよ、はい。
買い物の時に後ろに居るってことは正真正銘ストーカー、しかも全く持って彼女は罪意識が無いね、うん。
足音がタッタタッタと可愛いメロディーを奏でておられますよ。
「……」
ミラー越しに彼女を見てみたら、あらびっくり仰天。
右手になりやら危ない物を持っておられました。
左手に林檎があればまだ違う考えも出来たけど、あれはホラーだ。
ニコニコして右手に果物ナイフときた。
僕の命日は今日だったのか……
とはならないのが僕である。
少々僕も頭のネジが外れてますんでね、ご勘弁。
足を止めて彼女に抱き付いてみることにした。
痛いのヤダし可愛い子は嫌いになれないんだ、もう今すぐバッチコーイって言いたい。プッ、冗談です。
僕が足を止めたら、スキップしていた彼女の足も止まった。
振り向いて僕は呟いた、
「おいで、氷柱」
一般の女子生徒はおいで、と呼び捨てで名前を言うと倒れる。
んだけど、彼女は目を見開いて果物ナイフを右手から落とした。
ヤベ、なんか怖くなってきたよ、プッ。
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