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「名前、なんで知って……」
友達が教えてくれたんだよー、とは言わないでおく。
因みにだ、僕は可愛い子にはとても優しい。
ブスにも優しくするけどね、僕の外面はいつも周りに気をかけれる優しい子、ですから。ぷっ
って事で、可愛いストーカー氷柱ちゃんにもう一度言ってみる。
「おいで、可愛い僕の氷柱」
「………ぅわっ」
顔をボッと赤くする彼女を純粋に可愛いと思った。
両手で顔を抑えて慌てふためく彼女、氷柱は指の隙間から僕を見て、
視線が合うとまた「ぅわっ」と言って下を向く。
まあ果物ナイフはもうアスファルトの上で、彼女の右手にはないのだから恐れることはない。
いつ拾うかわからないし、今のうちに近付いて処理しなければならないな、うん。
早く少年誌を買って読みたいという思いに一度蓋を被せて彼女の近付く。
次は「わわっ」と言って顔から両手を話して、僕に抱き付いてきた。
……………ん?
氷柱ちゃん、胸無いなあ。
「どうしたの?氷柱」
「お、おいでって、静紫くんが言うから…!」
さようですか。
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