2.星待
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浴衣の端が、さらにぎゅっと掴まれた。 伝えられる感情に、何もいえないまま、心臓の鼓動だけが強烈に高まっていく。 はるねぇの声は急激に小さくなっていた。 恥ずかしさからなのか、嗄声なのかも分からない。
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