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「はぁ…」
家の近くの道路を散策すること一時間
とにかく心が落ち着かない
母さんの若い頃のジーパンとTシャツを着ているし、髪型や胸の双丘で、自分が霞真緒だとバレることはないと思うけど…
それでも顔については元の僕に瓜二つだからね…
「そう落ち込まないでくださる? わたくしの気分まで滅入りますわ」
ジーパンのポケットの中で話すクレイシア
流石に宙に浮いたり肩に乗るのはおかしいでしょという僕の提案でこうなった
「でも…顔はほぼ僕だし…」
「バレませんわ!」
やけに強い口調のクレイシア
何でそんなにキッパリ言えるんだろう?
「うぅ…」
どんなに言われようともやっぱり心は落ち着かない
流石にこの調子が続くのは嫌だなぁ
そろそろ大通りに出る
クレイシアと話してたらマズイかも
「大通りだよ。流石にここからは話せない…」
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