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「そうですわね…」
しばしの沈黙
僕はクレイシアが口を開くまで立ち止まることにした
「確か…トランシーバーのようなテレパシーのような能力を持つ異世界宝がありましたわ」
「それだよっ!!」
思わず強気に言う僕
周りから独り言を喋っているように見える状況を打破するにはこれしかない!!
「わかりましたわ。さぁ、サーチ能力を使ってくださいまし」
「何それ?」
「あら、失礼。伝えていませんでしたわ。とりあえず右手を上に掲げてくださいまし」
言われて右手を掲げる
「既に起動してますので、心の中を模索してくださいまし」
目を閉じる僕
心を模索…
………………
何だろう…
隅の方に…
輝く文字のような…
「………▲◇■★…」
勝手に口が動いてる
僕にはこの文字が読めるのか?
輝く文字に意識を寄せる
よし、わかった
いける!!
「…▲◇■★◎◎◆!!」
「索宝のセラビディオ!!」
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