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誰もいなくなった指導室で無機質な音が鳴り響いた。
-ピピピピピッ-
そして、音が止むのとほぼ同時に誰かが話し始めた。
「----はい。メールは確認したようです。----はい。引き付き監視いたします。それでは----」
-ピッ-
「あぁ~あ、上司に敬語を使わなきゃいけないのはわかるけど、メンドーなんだよなぁ~」
ポケットにしまい込んでいたナイフを、
まるでペンを回すかのように扱いながら、
その少年は呟いた。
「ねぇ、センセー。これから楽しいゲームが始まるんだよ。ワクワクするよね?」
少年は、無惨に転がっている教師を足でつつきながら、楽しそうに問い掛けた。
しかし応答はない………
「あれっ!?無視ですかぁ~センセ。ねぇ?」
「あっ、そっか。僕が殺しちゃったんだ。でも、死んじゃったからって、僕の話を無視するのは良くないよね?」
そういうと少年は、持っていたナイフを教師の顔に突き立てた。
死体の口にナイフを入れ、
ゆっくり…
ゆっくり……
横に横にと切り裂いていった、
そして、死体の口は耳の辺りまで裂け、まるで、ピエロのように見えた。
「これでよしっ!!いい笑顔だねっ。センセ」
そうゆうと少年は、ナイフを元あったポケットにしまい、指導室を出た。
「じゃあね、センセ」
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