~出発~
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「ただ単にお金が欲しかっただけです」 得体の知れない相手に本当のことを言う必要もないだろう。 「ふ~ん。お金が欲しかった。………それは嘘だな」 「嘘じゃないですよ」 「…まぁいいか。他の奴からも話を聞かなゃならんからな。じゃあな、少年」 そうゆうとオッサンは、他の奴に話を聞きに行った。 オッサンが居なくなったと同時に、絢子と与一が僕の所に走ってきた。
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