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「とまどうのは仕方ないが、今日の授業もちゃんと受けるんだぞ。明日葬式があるみたいだから、それには行きたいやつは行けばいい」
まだ教室内がしずまらない中、HRは終わった。
みんなはなんだか煮えきらない感じで納得できないような顔をしていたが、次の授業が移動教室だったので、みんな急いでしたくをして教室から出て行った。
麻耶も教室から出て行こうとして、一人友哉の机の方を振り返ってから教室を走って出て行った。
その日の夜。
麻耶は悲しさで寝れずベッドへ横になっていた。
不意にずっと押さえていた感情が沸き上がってきて、麻耶の目から透明な液体が流れ落ちる。
麻耶はそれを拭かずにそのまま流し続けた。
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