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「おいらの名前は“ああああ”魔法系統は「ちょっと待ちぃ!」
少年の発言の途中に後ろの方の席の女子が割り込む。
「何や“ああああ”て!?お前の親どんだけ適当に名前付けとんねん!?」
彼女は机から身を乗り出し、隣の教室でもはっきりと聞こえるぐらい大きな声でツッコンだ。
「実は、おいらの親はプロローグが嫌いでひたすら丸ボタン押してたらいつの間にか名前設定の画面に入ってて、おいらはこんな名前に……」
少年は下を向き目頭を押さえていたが口元は笑っている。
「それゲームの話やんな!?そうやんな!?ええからとっとと自己紹介しぃ!」
今の発言を2秒程で話す彼女は正にマシンガンの様だった。
因みに森田先生は横の方で静かに傍観している。
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