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「それで依頼の内容はね、この森に在るはずの研究所の捜索と森の変化の有無よ」
キャサリンは依頼の話になると、普段とは違う、真面目な態度になっていた。
「“はず”って言うのは?」
「白き森には、探知魔法を妨害する結界が張られているのよ」
「つまり相手は自分達の居場所を見つけられたく無いわけね…」
しかし、と太一は一つ疑問に思った事を聞く。
「何故、研究所だと解るんじゃ?」
「こんな所に在ってしかも隠してるとなれば、研究所ぐらいじゃない?」
太一は納得がいったらしく手を叩いており、キャサリンも頷いていた。
「それで、どうするのかしらん?」
「それで良いよな、皆?」
「OK!それにしよ!」
司と太一も頷いており、依頼はこれに決定した。
その後、4人は映像記録用のゴーレムを受け取り解散した。
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