第二章 上村隼人

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 中に入ってみると、ごく普通のモニターとごく普通のゲーム機がそこにあった。ただ違うことは、そのゲーム機は、所々、傷が入っている。  早速隼人は、『100円』と書かれたコイン投入口に100円玉を投入した。そして、ゲーム機の置いてある椅子に腰をかけた。ゲーム機を操作し、『START』と書かれた文字をクリックする。  すると、あたり一面が光に包まれ、それに吸い込まれるように、隼人は画面の中に消えていったのである。
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