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あらあら……兄さんが余計な事を口走っちゃいましたよ?
「モシャモシャ……」
「それより僕はもうそろそろ買い物に行ってくるよ」
「モシャモシャ……」
はぁ……そうですか。
「それじゃぁお留守番頼んだよ」
「モシャモシャ……」
まぁ留守番ぐらいはいいですけど……
「どうしたんだ?」
アレはほっといて良いんですか?
そう言って、私は机の方を指さした。
「アレって?」
そして兄さんが私の指の先を目で追う――――
そう、さっき兄さんが置いて行った招待状の方へ……
「ぎゃーーーー!!」
やっと兄さんも気付いたようです。
「やめろぉ!!」
兄さんが慌てて机に駆け寄ります。
正確には『机の上に置いてあった招待状を食べてる羊』に、ですけど。
「うわぁ~~、吐け! 吐き出せぇ!!」
羊に乱暴はいけませんよ兄さん。
それよりも、羊も紙を食べるんですね。てっきりヤギだけだと思ってました。
「そんな事どうでもいいだろぉーー!!」
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