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その姿は天使か。
ギリシャ神話の神か…。
などと思わず見惚れてしまうほどの、美貌。
「ピュー♪」
と、僕は無意識のうちに感嘆の口笛を吹いていた。
青年はしばらく僕の顔を見ていたが、
「…アルフレッド班長なら遠征で式典の前日まで戻らないぞ?
だから班長室まで行くだけ無駄だと思うが?
ちなみに副班長ならもうすぐ訓練の時間だから、第七訓練場にいると思うぞ?
案内しようか?
私も、訓練に出ないといけないしね。」
そう云うと、にっこり微笑み、さっさと歩きだした。
その微笑みもまた、一枚の絵画のように美しく、僕の心深く刻まれたのだった。
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