筆がすべる

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 青年は裁断機を持ってくると、喚く足の持ち主の首元に刃物を当てた。黙らないとちょん切るぞって、意味だった。足の持ち主が静かになった。  サリ、サリ  青年は眉や顔の毛を剃ると、ピンセットで一本ずつ、足の持ち主の睫毛を抜いた。すると青年はバリカンを持ってきて、足の持ち主の髪の毛を刈った。そして剃刀で髪の毛を綺麗に剃り落とした。  青年はペンを持った。  そして、足の持ち主の体中に線をひいた。スルスルと、ペンがすべる。足の持ち主にはもうどうしようも出来ない。
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