魔道士養成学校

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突きつけられた、先の見えない将来に対する不安と恐怖。 魔道士がどんな仕事をするのかくらいは知っている。 魔獣と戦うだとか、災害の救援だとか。 いくら、エリートだの英雄だのと呼ばれる職業でも、命のやり取りをすることなど想像もつかない。 けれど…、シェイラの思いなど、誰も聞いてはいない。 彼女がどうしたいかなど、誰も聞かない。 それが当然なのだと…、誰もが言う。 どうして? …どうして…?
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