lunacy.

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彼女が [飛んだ]のか [堕ちた]のかは知らないが とにかく、空へ駆け出したのだ。 僕は、地上を真っ赤に色付けた 彼女が大好きであった。 《彼女は金木犀が大好きであった。》 《そして金木犀もまた、彼女の事が大好きであった》 僕は、金木犀の木。 そして 君と 同じ 場所から 『堕ちた』人。
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