熔解樹木

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暗がりに慣れ過ぎた目には、眩し過ぎて僕は目を細めた。 ねとり ねとり。 やたら痒がる身体を撫でる度に、皮膚を溶かされた腕が膿で手を汚す。 「今日も 快晴。」 このまま 遠くまで。 東西南北 全ての空へ 快晴。 飛び上がって 明日も また 「快晴。」
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