10人が本棚に入れています
本棚に追加
鬼「何にしようか…」
自分…鬼道有人はただいま迷っている。
鬼「春奈へのプレゼント。」
そう、妹の春奈へのクリスマスプレゼントを選んでいるのだ。
鬼「やはり風丸辺りと一緒に来れば良かった…」
風丸なら良いものを選んでくれそうだ。
豪炎寺は妹を持つがイマイチ趣味が悪いから。
「あれ?鬼道クンじゃん?」
背後から聞こえた自分を呼ぶ声…あぁ…とてつもなく嫌な奴の声だ。
「何無視してんだよ鬼道クン?耳悪くなっちゃった?」
鬼「何の用だ不動…」
そう、不動明王だ。
不「用も何も鬼道クンがつっ立ってたから声かけたんだよ。」
鬼「そうかでは即刻帰れ…」
不「鬼道クン…もしかしてサンタとか信じちゃってんの?」
こいつ…馬鹿にしてるな。
鬼「…違う…春奈へのプレゼントだ。」
不「相変わらず妹大好きだねぇ…鬼道クンは妹のサンタさんってわけか…」
鬼「悪いか?お前には関係無いだろ。」
不「鬼道クン、妹のサンタさんなんだろ?サンタは皆に平等だよな?俺の欲しいものもくれよ。」
…とてつもなく嫌な予感だ。
不「…俺は鬼道クンが欲しいんだよね。」
最初のコメントを投稿しよう!