序章

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「――……」 ご飯をよそう手をピタリと止める。 一緒に暮らしているはずなのに、自分は何も知らない。 むしろ、彼はバリアをはっているように思う。 何人たりとも、自分の内部に侵入させないように。 「冬児…?」 不思議そうな顔でかけられた声に、ハッとして冬児は魁璃に笑顔を向ける。 .
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