序章

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「そーゆー事だ」 「「!!、翡翠っ」 聞こえた抑揚のない声に、2人は慌てて顔をあげた。 入口を見ると、そこにはすっかり目の覚めた翡翠がいた。 長い髪の毛は上で1つにまとめられ結い上げられている。 翡翠はドカドカと中に入り、お盆の前に座ると箸を取り、朝食を口に運ぶ。 「…………」 「…………」 「…………」 続く沈黙。 どうしようかと思っている冬児の前に、ドンと湯飲みが置かれる。 .
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