act.1
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「バッカだよなー。 がむしゃらに向かっても 勝てるかっての」 死して、その姿を消した猫のいた場所を魁璃は頭に腕を回しながら見つめる。 そちらにばかり気を取られていると、頭上に影がちらついた。 「魁璃っ、上!!」 「へ? うおっ、マジかっ!!」 魁璃が顔をあげると二股の猫が、今度は2匹襲いかかってきた。 .
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