初めに…?

6/6
前へ
/73ページ
次へ
『かめのえっちぃ~。俺の裸見ちゃってさぁ』 少しふざけた口調でそう言うと、凄い勢いで睨んできた。 『誰が見たくて同じ男の裸なんか見るんですか。あなたが勝手に披露してるんでしょ。不可抗力にもほどがあります』 そう言うと、服を拾い終えたのか部屋から出て行こうとする。 『かめぇ~。置いてかないでくだぱい』 『早くお風呂に入って下さい。洗濯と朝ご飯は私がしておきますから』 『頭痛いから無理~。今日は仕事…『休むとか訳の分からない事は言わないで下さいね?』』 『……………………』 俺の言葉に凄い笑顔と共に被せてきた亀。 やばい…。 あれは結構苛ついてる…。 『無言は了承と受け取りますので、早く支度をして下さいね』 最後にまたとびきりの作り笑いをして亀は部屋から出て行った…。 早く起きて、風呂入ろ……。 こんな感じで俺の今日の一日は始まった…。
/73ページ

最初のコメントを投稿しよう!

802人が本棚に入れています
本棚に追加