~第6章~

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『…、で?』 『…、でって何がやねん』 『だーかーらー!なんでお前ら二人まで一緒に車に乗ってんだよ!!!!』 あの会議から俺達は直ぐさま仕事を終わらせ、帰宅しようとしていた。 亀が泊まらせて頂けるのに、何もしないのは不敏だと言うので夜ご飯を作ってもらう事にした 。 近くのスーパーに寄り、二人で買い物をする。 カートを押しながら食材を選ぶ亀がなんとも言えないほど美人で、俺は後ろでニヤニヤしながら亀について行った。 なんかこの雰囲気…、新婚夫婦みたいじゃね? なんて一人で考えながら、買ったものはすべて俺が無理矢理持った。 やっぱこれは旦那の仕事っしょ? とか思いながら、亀にありがとうございますと言われ余計に浮かれまくる俺。 そんなルンルン気分で車に戻ると…、何故か会社で別れたはずの二人が車で優雅に過ごしていた。 『俺達もお前の家に泊まらしてもらおうと思てな』 『はぁぁあ!!!?』 『亀の手料理食べてみたかったんだよね』 『私の手料理なんてそんな大したものは作れませんが…』 『いやいや、頑なに誰かさんだけ食べさせてもらってる料理なんて気になるよな~、錦戸』 『そうやな~、山下(笑)誰かさんがいっつも一人占めするからなぁ』 そう言い、二人して俺を嫌な目で見つめてくる。 それに気付かない亀はただ首を傾げるばかりだった……。 くそーっ! 俺の新婚夫婦気分がー! なんて心の中で叫ぶしかない俺だった………。
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