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「プルルルルルプルルルルルプルルルルル」
電話の着信音がなり私は受話器をとった
「はぃ!もしもし」
「竹原瑞希さんですか?」
「はい、そうですけど」
「警察のものなんですけど。妹さんが暴行をうけて今〇〇病院に運ばれたんです。又詳しい事は後ほど病院のほうでお話しますのでお姉さんもきていただけますか?」
「わかりました。すぐいきます。」
そして私から一方的に受話器をおいた。
「奈緒が....。急がなくちゃ」
私は急いで病院に向かった。
奈緒は集中治療室に入っていた。
かわりはてた奈緒の顔。
私は状態が把握できず、方針状態だった。
「お姉さんですね?」
「はい....。」
「奈緒さんが近くの路地を友達さんと歩いていたところを何物かにハンマーのようなもので頭をきつく殴られ、その上足や背中などをかたり殴られたと推定しております。まだ犯人の行方はわかっていません。」
「奈緒は...奈緒は助かるんですか。」
「主治医はまだわからないと....」
「奈緒...奈緒................」
「なんで、なんで....」
「私達が精一杯犯人を探します。」
この時すでに私の耳には警察の話など入ってなかった。
「その犯人を..殺してやる」
この事だけが頭の中をよぎっていた。
「...希さん瑞希さん?」
「あっはい!」
「大丈夫ですか?又こちらにきます。では失礼しました。」
「はい、ありがとうございました。」
バタン......
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