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「あっ!そっか。この服を見れば分かるよね。うんうん」
なんか一人で納得してるよ。あの子。
「で?話を戻すけど、どうしたの?」
「そ、それは…」
見ず知らずの人に話してどうなるって言うんだよ。
そう思い彼女を見ると、優しく微笑みながら俺が話すのを待っているようだった。
「俺さ、交通事故にあってもう二度と運動する事が出来ない体になっちゃったんだよ。
でも俺、信じられなくてリハビリすれば前と同じように出来ると思ってるんだよ。
小学生の頃からサッカーばかりやっててさ。俺にはそれしか取り柄ないから、サッカーが出来なくなったら俺どうして良いか分かんなくて……うっくぅ」
ああ、やっぱり泣いちまった。我慢出来ないや。
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