廻りだす風車

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「ああ。とても大切なことだよ。本当に感謝してるんだ。ありがとう」 「いいって。何か改まって言われると恥ずかしいよー。この話しはこれでおしまい」 そう言って美鈴は自分の病室に戻っていった。 「あれ?神宮寺さん。まだ、居たんですか?」 「あっ…いえ、もう戻ります」 「そう。気をつけて戻って下さいね。…そういえば、神尾さんは?」 「今さっき戻っていきました」 「……神宮寺さんは、神尾さんと仲がいいの?」 「どうでしょうか?悪くはないと思ってますけど…」 なんなんだ?美鈴と仲がいいといけないとか? 「昨日から神尾さんが前より明るくなった気がしたから、何かあったのかなと思ったんだけど…へぇーなるほどね」
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