廻りだす風車

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「ハルー。入るよ?」 「ああ。いいよ」 穹が花瓶に花をさしおえて戻ってきた。 「花、ありがとう」 「…どうしたの?お礼なんて、らしくない。事故にあって可笑しくなったんじゃあない?」 「な、何だよ!人がせっかくお礼言ったのに」 「ごめん、ごめん。そういうつもりじゃないって」 からかってるのは分かってたけどさ… それよりも穹に聞かないといけないことがあるんだった。 「あのさ、部の様子はどう?」 そう言って穹を見るが、なかなか口を開かない。 「何を言われても平気だから、言ってくれ」
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