過去の風車

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俺が寝ようと部屋に入ると、布団が二つ並んで敷かれていた。 「お、お兄ちゃん?…あの、お父さんが今日からここで寝なさいって言ったから……」 「うん。聞いてるよ。さ、桜が嫌なら父さんに元に戻してって頼むけど?」 「大丈夫!嫌じゃないから!」 桜が大きな声を出したから少し驚いてしまった。 「ならいいんだ。じゃ、寝ようか」 そう言って、俺たちは布団に入った。 「あの、お兄ちゃん?まだ起きてる?」 布団に入って一時間くらいしてから桜が話しかけてきた。 「うん?起きてるよ。どうかしたの?」 「その…お兄ちゃんは桜のこと嫌い?」 「そんなことない!!」 俺はそう言いながら起きた。 「どうして?俺、そんなに嫌な態度してた?」 桜は頭を左右に振ってから言った
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