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「神宮寺くん。美鈴ちゃんの目が覚めた時に良く話し合ってみたら?」
「そうですね。はい!俺の思ってること全部ぶつけてみます」
そうこうしている間に美鈴の治療を終えた先生が部屋から出てきた
「神宮寺くん、安心して。神尾さんは明日には眼を覚ますはずだから」
「良かった…」
「はは。じゃあ、もう部屋に戻って寝なさい」
「あっ…はい。ありがとうございました」
「じゃあ、神宮寺くん。頑張ってね。好きなんでしょ?美鈴ちゃんのこと」
「えっ?ひ、平野さん知ってたんですか?」
「女の勘かしら?まぁ、見てたら何となく分かるわよ」
「そ、そうですか。それじゃ戻りますね」
「ええ。気を付けて戻ってね」
そう言うと平野さんは戻っていった。
それにしても、美鈴が無事で良かった。
けど、どう話そう?もしかしたら手術を受けないかもしれない。
俺の我儘かもしれないけど、ちゃんと話そう。
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