旅立ち

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チュンチュン♪チュンチュン♪ 「・・・ん・。」 いつもと変わらない朝、僕は外から聞こえる小鳥達の鳴き声で目を覚ました。 窓から差し込む眩しい光が、外の天気を僕に伝えてくれる。 軒先に照る照る坊主を吊したおかげかな。 僕は軽くのびをして爽やかなミストラルを浴びるため窓を開けた。 「ふふっ、小鳥さん達も僕の出発を祝福してくれているのかい?」 僕は子供が泣き止むと言われる程の力をもった笑顔で微笑んだ。 「あんた・・何言ってんの・・・・キモい・。」 フラウ姉さんが後ろに立って呆然と見つめていた。 最悪だ。
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