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A「‥‥あれ?」
背中を1度おもいきり
カラスにひっかかれて、
それが原因で
もうダメだって思った瞬間、
すごい風が吹いて、
カラスたちはどこかに
飛ばされてしまったようだ
「あの‥‥、大丈夫ですか?」
上から降ってくる、
鈴がなるような
美しいソプラノトーンの声。
顔をあげると、
そこには心配そうに俺を
見下ろす女の子がいた
A「あ、うん!
大丈夫ですっ!」
「よかった‥‥。
でも怪我してますね」
そう言いながら俺の背中の傷に
そっと触れようとする女の子
A「あ、大丈夫!
これぐらい自分で‥‥」
「しっ、じっとしててください」
女の子が俺の傷に触れた瞬間、
身に覚えのある暖かさを感じた
これは、俺が治療するときに
力の注入によって起こる暖かさ
「これでもう大丈夫ですよ」
A「え、君もしかして、
光の能力者!?」
「!?」
女の子は俺の言葉に
驚いたように目を見開いた
.
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