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「おい、外の様子はどうだ?」 [まだすとーむは姿を  現していません] 「うむ、そのまま  監視を続けろ」 [了解しました] ―プツッ 「大橋さん、安心してください。  すとーむは捕まえますから」 大「頼みますよ、刑事さん?   わたしの大事な宝、   小僧どもになんぞ、   渡しませんからね」 「おまかせを。  外の警備もばっちりですので」 大「ははは、よろしく」 ―ガシャンッ 大「な、なんだ!?」 「ブレーカーが落ちたのか!?」 大「わ、わたしの宝が!」 「落ち着いてください、  大橋さん!」 N「んふふ、家の中の警備も   ばっちりに   しておくんでしたね?」 「お前はっ、4号!」 N「おや、よく知ってますね?」 「どこだ、どこにいる!  はやく電気をつけろ!」 A「はいよー、   俺がつけてあげるよー!」 ―パチンッ 「お前は3号か!」 A「大正解ーっ!   俺ら有名人だね、4号!」 N「なに喜んでんの」 A「あひゃっ」 大「お前らっ!   わたしの大事な   宝は渡さんっ!」 A「残念でしたっ!   もうとっくに   もらっちゃったよーって!」 「なんだと!?」 N「あんたらが電気消えて   きゃーきゃー   言ってる間にね」 大「返せ、返せぇぇぇ!」 .
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