そして諭吉は嘲笑う

ギャップある世界

センスきたー！ｗ

社長直々に買い物をお申し付けられた、藤田と呼ばれるこの男

思ったとおり苦笑いをしている。

しかし社長の命令に反する事ないのだろう。

「いってきます！」と言いながら部屋を後にした。

僕は、この藤田が何の飲み物を買ってくるのか気になり、場合によっちゃ社長のわがままともとれる「センスで♪」という注文において、藤田が買ってくる飲み物しだいで吉とでるか凶と出るかが見れるのが楽しみでしかたなかった。

藤田が部屋から出て行った後、社長は僕に気がついたらしくそばに歩み寄ってきた。

それを察知した僕は先制攻撃！

「今日からお世話になります柴丸といいます。よろしくお願いします！」

おもいきり元気よく挨拶したのさ。

人間やっぱり最初が肝心。
専制が功を奏したのか、社長は「おー！話は聞いてるよ。今日からよろしくな！」と愛想良く話しかけてきた。

と、同時に僕の隣の空いている席に座りだしどこの出身なのか、休みの日は何してるのか、こういう仕事は初めてか、彼女はいるのか・・・

まあ、ありとあらゆる質問をしてきた。

そんな感じでしばらく雑談をしていると急に社長は真面目な顔になり話始めた。