護国の覚悟と侵略の真意

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---- ネカリオ城 西の森 「隊長・・・ アリスが上空に飛ばしてくれるとして、誰が真っ先に入るんですか?」 とフェザーがアレックスに尋ねると 「まあガスリー辺りが妥当だな」 とアレックスは答える 「俺よりミレーユが適任だ」 ガスリーは面倒臭そうにミレーユを見る 「それじゃあ俺が行きます その代わり城の中が熱くなりますけどいいですか?」 と笑ってみせる 「それではミレーユを先頭にガスリー、ヴァージル、フェザーが罠を破壊しろ あとの者はアリスが空中に転移するから後に続け! 行くぞ!」 とアレックスの号令に合わせて先発の四人が消えた ---- ネカリオ城 上空 徐々に落下する四人の前には二百を超える兵と操られている魔獣、そして無数の兵器が配備されている 「うじゃうじゃと面倒臭いな ミレーユ、さっさと蹴散らせ」 とガスリーがミレーユに指示すると、ミレーユは手を翳し魔力を集め出す
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