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オヤジは真理の耳元で呟く…
オヤジ「ずっと君を見ていた」
真理「……」
オヤジ「抵抗したら解るよね?」
オヤジの手には…小さなナイフを持っていた!
オヤジ「君は僕だけの者だ…」
真理(誰か助けて…)
真理は周りを見るが…見てみぬ振りをして助けようとはしない
真理(トレインさん……助けてよう…)
オヤジ「いい!なんだ君は!」
真理はすぐ後ろを見た!
オヤジの手を掴んでいる人がいた!だけどナイフが掴んでいる人の手を貫いている!
トレイン「痛いな~痴漢野郎!皆さん見ていましたよね?この子に痴漢しているところを!」
乗客は…関わりたくないようで見ていないが…数人は頷いていた
トレイン「そしてこの人は止めに入った俺の手をナイフで刺した!」
オヤジ「何を言っている!?刺してない」
トレイン「でも痴漢です次の駅で降りて貰います」
真理「もしかして…トレインさん?」
トレイン「…君も降りて下さい時間は取らせませんから」
真理「あ…はいありがとうございます」
トレインはオヤジの手を取り、座っている乗客を退かしてオヤジを座らせた
そして次の駅に着いて真理とトレイン、オヤジは降りた
オヤジ「私は無実だ離せ!」
トレイン「何が無実ですか?痴漢の事ですか」
真理「貴方は痴漢しました!」
オヤジ「君の勘違いだろ?」
トレイン「とりあえず駅長室に行きましょうか」
オヤジ「だから私は「うるさい!ガタガタ言わず来い!」…」
真理「トレインさん手は大丈夫ですか…」
トレインの手にはナイフが突き刺さったままだ…血がポタポタ垂れている…
トレイン「大丈夫だ貴重な証拠だからな」
真理「証拠?」
トレイン「歩きながら話す…」
駅長室に向かうトレイン達…周りはトレインを見て何か話しているようだ
トレイン「…痴漢があったかどうかの証拠は無いが…刺した事実は変わらない」
オヤジ「な…刺していない!君から刺されに来たのだろ!」
トレイン「…一般的に自分から刺されたい奴はいるのか?…駅長室だ」
駅長室に着いたトレイン達…中から駅員が出てきていた
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