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第一章~いつもの毎日
「ハアー」
ため息をつくのは、俺こと御剣大地(ミツルギダイチ)中学を卒業し、高校に入りようやくなじんできた頃である。
「期末テストも終わったし、ようやく暇ができたな」高校の期末が昨日で終わり、やっと息抜きをする暇ができたのである。
「おい、大地何やってんだ?」
俺の名前を呼ぶは、高校で知り合った清水黎斗だ。
「何もしてない。やることないし、お前部活だろ。」
黎斗はバスケ部に入っている。俺もテニス部に入っているが、テスト明けの為休みなのだ。
「まあ、そうなんだけど。ミーティングやるだけで終わったんだ」
俺の隣に座り、コーヒーを渡してくる。
「サンキュー。こっちはもとから休みだしな」
コーヒーを受け取り、飲み始める。ここは高校の中庭なんだが、テストが終わったためか。帰っていく人多く、人があまりいない。ベンチで休んでいるがあまり、人が見当たらない。
「休みならカラオケもでも行くか?まだ1時過ぎだし」
黎斗がコーヒーを飲みながら言う。
「そうだな、行って時間をつぶすか」
コーヒーを飲み終わり、缶をすて、立つ。
「んじゃ、行きますか」
黎斗も立ち歩き始める。
俺も立ち、黎斗に続く。
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