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そいつの名前は岡田舞。
俗に言う幼なじみってやつだ。
俺は昔からあいつの事が好きだった。
可愛いし性格だって明るい。
俺が落ち込んでる時は傍でいつも励ましてくれた。
あれは小学校二年の時だったかな。
俺はクラスで一人だけ鉄棒で逆上がりが出来なかった。
前まわりはもちろん完璧だぜ?
でも後ろにはどうしても回れなかったんだ。
それでクラスの連中にバカにされてた。
それで放課後一人で泣いてると舞が来て一緒に練習してくれた。
結局回れる事はなかったけど。
とにかくそんな舞の事が俺は大好きだった。
でもあいつは一年前にこの世を去った。
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