第一章

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「おっ、俺は……」 「ランク0の夜来透君ですよぉ~」 「無脳で無能な役立たずのねぇ~」 「くっ!!」 本当の事だけに何も言い返せない…… だが次の言葉に俺は驚いた 「えっ、アンタが無能力者の夜来透だったの?」 「ああ……」 「アンタちょっとコッチに来なさいよ」 「なんでだよ?」 「アンタ、瞳が青いわね?」 「あ…ああ……」 「ちょっと見せてよ!!」 実は俺は自分の青い瞳が好きでは無い 周りの人間から気味が悪いと言われ 避けられ後ろ指を刺されて来たからだ コイツも……朔夜も俺の瞳を気味悪がるのだろう……奇異の眼で俺を見るのだろうな…… 俺は朔夜の近くまで近寄る…… 「……………………」 無言の朔夜 「気持ち悪りぃだろ? ははっ……」 俺の自傷的な笑いが響く……
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