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「俺って有名なのか?」
疑問に思った事を朔夜に問い掛けた
「うん、有名だよ?」
「ヤッパリ、無能力者って事だよな」
「そうよ?」
「じゃあ瞳の色の事もか?」
「それは違うよ?」
「それは何でなんだ?」
「透は、無能力者なのに困ってる人や高位ランクの能力者に絡まれてる人を助けたりしてるでしょ?」
「困ってる人を助けるのは普通だろ? てかなんでそんな事を知ってるんだ?」
「一週間前位かな? 私の友達がランク4の能力者に絡まれてるのを青い瞳の男に助けられたって言ってたのよ、しかも素手で倒したって聞いてビックリしたわよ!! 学校じゃ青い瞳のヒーローって言ってかなり有名な噂なのよ?」
「俺は聞いた事無いぜ?」
「多分だけど……私達の学舎と、透の学舎は別棟だしコッチに透は来ないでしょ?」
「行かないな」
「だから青い瞳のヒーローが透だって知ってる人が居ないのよ!! それに御礼を言いたいって子が沢山いるのよっ!!」
「……………………」
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