第3章:【学校】

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一 「一緒に学校行こうぜ」 人を驚かせておきながら 呑気に笑う一樹…。 そういえば… 流れ星にお願い事をすると 本当に叶うんだぁ…。 でも… 菜技佐はいないなぁ…。 菜技佐に会いたいなぁ(笑) (一樹は放置) あれ…? なんか…頭が ボーッとする…。 一「おーい恵美? 大丈夫か?」 一樹の手がウチの目の前で 上下に振られてる。 あれ? おかしいな? 一樹の手が…ボヤけてる?? 手と手の隙間から 一樹の顔が見える。 さっきの笑顔は一変して なんか焦ってる…? なんでだろ…。 なんか… 体が重いな…。 一「恵美? おい!」 ちょっ うるさいよ一樹。 あれれ? 言葉を口にしたいのに 口が動いてくれない?? 体が…倒れる?! 後ろに倒れかけたウチの体を 誰かが支えてくれた。 一「恵美!!おっおい!! 恵美!!大丈夫かよ!? おい!!」 一樹だ。 ウチの体支えてるのは 一樹だった。 というか… 一樹以外いないか…。 ハハ…(苦笑) あれ? 一樹の後ろに… 誰かいる…? 眩しぃ…。 朝日で見えない。 ダッダメだ…。 なんか意識がとお…くなっ…て… ウチはその人を誰か 確認できないまま 意識を手放した…。  
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