第1章:【夏休み】

3/3
27人が本棚に入れています
本棚に追加
/99ページ
恵 「お母さんの嘘つき… 朝ご飯あるじゃん。」 洗い物をしているお母さんを 横目にウチは席につく。 久 「“朝ご飯”は無いわよ」 お母さんは、洗い終わった皿を布巾で拭きながらウチに言う。 恵「じゃあ…これは…?」 ご飯は無い筈なのに 確かに目の前にはご飯がある。 なんで…?? ウチが混乱してると お母さんがリビングにある 壁時計を指さした。 ん???? 時計を見る…。 恵「あ…💧」 本当にウチは バカなのだと再確認した。 時計は12時を指している。 久「それは… “お 昼 ご 飯” …わかった? いいから食べなさい…。」 恥ずかしさで顔が熱くなったのがわかる。 お母さんはため息をつくと リビングから出て玄関の扉を開ける。 久「行ってきます」 そういってお母さんはいつも通り仕事に出かけた。 ふぅ… 昼ご飯も食べたし…。 部屋でゴロゴロするか…。 部屋でゴロゴロしてたら そのまま夜になった。  
/99ページ

最初のコメントを投稿しよう!