27人が本棚に入れています
本棚に追加
/99ページ
恵 「お母さんの嘘つき…
朝ご飯あるじゃん。」
洗い物をしているお母さんを
横目にウチは席につく。
久 「“朝ご飯”は無いわよ」
お母さんは、洗い終わった皿を布巾で拭きながらウチに言う。
恵「じゃあ…これは…?」
ご飯は無い筈なのに
確かに目の前にはご飯がある。
なんで…??
ウチが混乱してると
お母さんがリビングにある
壁時計を指さした。
ん????
時計を見る…。
恵「あ…💧」
本当にウチは
バカなのだと再確認した。
時計は12時を指している。
久「それは…
“お 昼 ご 飯”
…わかった?
いいから食べなさい…。」
恥ずかしさで顔が熱くなったのがわかる。
お母さんはため息をつくと
リビングから出て玄関の扉を開ける。
久「行ってきます」
そういってお母さんはいつも通り仕事に出かけた。
ふぅ…
昼ご飯も食べたし…。
部屋でゴロゴロするか…。
部屋でゴロゴロしてたら
そのまま夜になった。
最初のコメントを投稿しよう!