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「とりあえず、先に俺の部屋に行ってろ…」
そう言うと、ナツは嬉しそうなまま部屋へと駆けていく…
その姿を見て俺も思わず笑みがこぼれた…
道端に倒れていたナツを初めて見た時は確かに俺だって驚いた。だが、その驚も目の前愛らしい姿に吹き飛んで…
気がついた時にはナツを抱いて来てしまっていたのだ…。
だが、俺は決して後悔はしていない。
寧ろ毎日が楽しくて仕方がないくらいだ。
そしてその理由は…
ナツがいるから…
《家庭事情》
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「ごしゅじんしゃま!」
「『しゃま』じゃなくて『さま』な?」
「しゃま…?」
「……。(まあ、暫くはこれでいいか…)」
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