欲情と心情

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俺のベッドの上でスヤスヤと眠るナツ… 優しく頭を撫でてやると、しばらく経った後にぼんやりと目を開け、寝起き特有のとろんとした目で、嬉しそうに笑った。 (可愛い…) 次に喉元を撫でてやると、今度は本物の猫のようにごろごろと喉を鳴らし始め、まるでもっとして欲しいと言わんばかりに頬を手に擦り寄せてくる… 見ればナツの長い尻尾がくねくねとシーツの上を這うように動いていた。 (ホントに気持ちよさそうだな…) ついその尻尾を掴みたい衝動に駆られ、思わず手を伸ばして根元を緩く掴む…
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