欲情と心情

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「ナツ…」 更には目の前にあるナツの顔も…頬が僅かに紅く染まり、大きな瞳が潤んでいるように見え、まるで誘っているようにすら思えてくる… (って…俺は変態か…) ナツから視線を反らして、思わずため息をつきたくなった。 猫としてどうかは分からずとも、ナツの見た目は4、5才の子供。 そんな相手に対して色っぽいだの誘っているように見えるだのと考えるなんてどうかしているとしか思えない… だいたい、4、5才の子供に手を出すなんて犯罪じみたこと人間的にしてはいけないことだというのに… (ナツはまだ言葉もはっきり喋れないんだぞ…) そう自分に言い聞かせつつも、(ナツがもう少し大きかったらよかったんだが…)なんて考えている自分がいるあたり、俺は相当危ない人間なのかもしれない… 《欲情と心情》 ______________ 「ごしゅじん、しゃま…?」 (ナツが大きくなったら、相当美人になるだろうな…)
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