私立防衛魔学園

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--次の日 マリア「行ってきまーす♪」 月「いってらっしゃい。」 玄関の戸を開け、マンションの廊下に出ると陸と陸王の姿が見えた。 小走りで近づきながら、 マリア「おはよう♪」 陸王&陸「おはよう。」 陸王「ダリーなぁ。金曜日はホントにダリーよなぁ…」 陸「先生が生徒に言う言葉じゃないよな。」 マリア「そうだね~。」 きっと、今日も居残り。 私と違って陸は超が付く程の優等生なんだよね。お父さんが『あの』陸王だし。 素行も良くて、成績優秀。おまけにカッコイイ!幼馴染の私が思うんだから、学園内では当然の人気者。 …って、私ってば何考えてんだろ。 いつの間にか校門のすぐ目の前まで来ていた。 金色に輝くアーチの天辺には真っ赤に輝く不死鳥の像がある。これをくぐると学園内。 私と陸の教室はアーチをくぐって真っすぐの校舎の8階。 窓が南側にあって暖かいんだよね~。他にも2つ校舎があるんだけど、行った事ないからよくわかんないの。
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