月と少女

私立防衛魔学園

リーンゴーン…
始業の鐘が鳴り響く。

鐘が鳴り終わるとともに、隣のクラスの先生が教室に姿を表した。ざわめく教室内。

私たちの担任である陸王は急用のため、授業が出来なくなったようだ。

「自習？」
「帰ってもいいって本当？」
「私は図書館で調べ物を…」

口々に話す生徒たち。

陸「マリアはどうする？」
マリア「んー…泳ぎに行きたいな。」
陸「じゃ、泉の方へ行くか～」