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--神木の泉
~早朝
-月(ゆえ)視点-
やはり、泉の温度が上昇している。もう少し詳しく調べてみるか…
「用ってなんだ?」
しばらく考え込んでいると、不意に後ろから声をかけられた。どうやら声の主は陸王のようだ。
月「あぁ…俺たちがここへ来てからどれぐらいになる?」
陸王「は?…んー?700年ぐらいか?」
そう、あの戦いから700年以上の年月が過ぎていた。その間に泉の温度が14度、つまり50年で1度ずつ上昇している。
陸王「つまり、何だ?泳ぎやすくなったって皆喜んでるだけだろ。」
月「何も無いのにこの温度上昇はありえない。まだ確信はないが、もしかしたら-」
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