鳥打ち帽

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やっと会話が成立した。 それだけで 凄く嬉しくなってしまう。 息をつくシェインの 目の前で、 男の子はしばらく 動きを止めた。 目を見開き、 虚空を凝視している。 ちょっと怖くなってきた頃、 男の子はぱちぱちっと 瞬きした。 「シェインさん。 王様が待っています。 行きましょう。 案内するので、 ついて来て下さい」 「…は?」
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