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リヒト『エン、――あれ』
場転・ホテル。
ベッドで目覚めるリヒト。
リヒト『……夢かよ。うわあオレきめえ……。てか、なんで5年のまえのことを……』
(SE)ノック
ディートレイ『リヒトくぅん、入りますー……はぁ(ため息)』
リヒト『……勝手に上官の部屋に入ってきといて、ふてぇ態度だなディート』
ディートレイ『いちいち突っ込むのも疲れるんですけど。まぁたオンナノコ連れ込んだん? 起床時間なんやから、服くらい着ててくれまへん?』
リヒト『ああ? 待機中に起床時間もなにもあるかぼけ。オレは低血圧なんだよZieh Leine(ツィー ライネ)』
※意味・失せろ
ディートレイ『あーあー、ぼくってば身体中にキスマークなんか散らさんと上官に挨拶するイイコやから、汚いスラングとかワカリマセーンて』
リヒト『……うわ、バイエルンごときがリヒトさんに嫉妬とか……』
ディートレイ『うぜえええええ!!』
リヒト『で、オンナにピアス穴ぶち開けられたこともねぇ24歳児は、朝っぱらからなんの用なんだよ?』
ディートレイ『皮剥いたシシトウでジョリジョリすんぞこら。
……やのうて、長官がリヒトくんをお呼びですよって』
リヒト『……なに、任務かよ? あの人じきじきに?』
ディートレイ『さあ、なんの用かは知りまへんけどー。今どき抗命権なんかないんやから従いまひょうね、リヒトくん』
リヒト『バカにしてんのかテメェ。……わぁーってるよんなこたぁ』
ディートレイ『ほな良かった。ぼくたちはBNDですから、ね』
リヒト『ああ、BNDだから、な』
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